ガマ 「蒲」
池や沼などの水湿地に群生する高さ1.5から2メートルの大型の多年草。地下茎は横に長くのびる。葉は線形で茎より高くなり厚く無毛。6〜8月頃、茎の先に円柱形の花穂をつける。上部に雄花、下部に雌花が咲き互いに接している。画像は雄花が枯れてガマの穂になっている状態。
ガマの雌花は黄色の花粉のかたまりのように見えるが、これはごく
小さな花がぎっしりと集まったもの。また、画像でつぶ状に見えるのは葯で、花粉を出し終わった後、赤褐色になる。このあと雌花は、画像のように綿クズのような冠毛を持つ微小な果実になる。綿毛のついた種を風に乗って飛ばす。
本種に似ている
コガマは同じガマ科のガマ属であるが花穂も葉も全体に小さい。
なお、本種は開花期に雄花の花粉を採取して日干しにして薬用(蒲黄ほおう)として用いられる。

分布は、北海道、本州、四国、九州。
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撮影機種 デジタルカメラ
2003 11 14 撮影
左手前はセイタカアワダチソウ 2003 11 14 撮影
UP
2003 11 14 撮影
2003 11 14 撮影
2003 11 14 撮影
UP
2003 11 14 撮影

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